灸施術に用いるお灸には様々な種類があり、患者さんの症状や目的に応じて、直接・間接的に適量の形成したもぐさを置いて燃焼させ、その温熱刺激で施術を行い気の巡りをよくします。
上質もぐさ
『上質もぐさ』は、よもぎの葉の裏にある繊毛の精製度が高く、温度が低く柔らかな熱感があり、見た目は淡黄白色で柔らかい風合いが特徴です。
血行改善や関節痛の軽減などはもちろん、さまざまな症状に用いられます。
また、ヨモギの精油成分である『チネオール(シネオール)』には、リラックス効果が期待できます。
『チネオール(シネオール)』の芳香によって、緊張していた筋肉をほぐし自律神経を整えられるため、身体の不調だけでなく心のバランスを整えることも可能です。
粗もぐさ
『粗もぐさ』は、よもぎの葉の裏にある繊毛の精製度が低く、温度が比較的高く、見た目は褐色で繊維の粗い、ごわっとした感触が特徴です。
冷え性や腰痛の軽減などはもちろん、月経不順・PMS・生理痛・不妊などの女性特有の症状に悩む方にも、症状の緩和に効果が期待できます。
使用後は、じんわりとした心地より温かさがと残ります。
台座灸
台座灸とは、燃焼する艾の下に台座がついており、艾(もぐさ)と皮膚表面の間に空間がある構造をしています。
直接皮膚状で艾を燃焼させないため、じんわりとした程よい熱さの温熱刺激が伝わるようになっています。
台座には、テープが貼られており、肌にくっつき、落ちない仕様になっています。
台座灸は、ドラッグストアで販売されており、家庭でも簡単にできますので、セルフケアで用いるのに適しています。
桝灸(箱灸)
桝灸(箱灸)は、箱型の燃焼器具を用いたお灸です。
穴(つぼ)又は経穴(けいけつ)を広範囲にとらえることができ、特に腰・腹・背中など穴(つぼ)又は経穴(けいけつ)が集中する部位に適しています。
当院でも冷えの症状が強い方や腰痛の方にはこの方法を行っています。
肌には直接当てず、タオルの上から行います。
全体を温めることに特化しており、腰周り・骨盤に用いることがほとんどです。
腰痛や生理痛・冷えに最も効果があります。
以上、『お灸の道具について』をご説明させていただきましたが、如何でしたでしょうか。
こちら紹介したものが当院で主に使用するお灸の道具です。
鍼灸施術にご興味はあるものの、まだ受けたことが無いという方は、こちらの記事をご覧になることで、イメージされているものより安全であると認識していただけるのではないかと思います。
その他にも道具を使用することもございます。
実際に施術を受けていただくのが一番わかりやすいと思いますので、お困りの症状がある際はお気軽にご相談ください。